モーターグライダーのプロポ(フタバ12FGA)設定1

OK模型のモーターグライダー パプリカです。
翼長が2mあり、フラップも装備しています。
モーターグライダーの場合、
①モーター制御をスイッチに割り振って、ブレーキをスロットルレバーで制御する。
②モーター制御とブレーキをスイッチで切り替えることでの両方をスロットルレバーで制御する。
③ブレーキ制御をスイッチに割り振って、モーターをスロットルレバーで制御する。
④あるいは、スライダーレバーにいずれかを割り振る 
等々、これ以上の方法もあると思いますが、みなさんいろいろな設定をされていると思います。
私もいろいろ試してみたのですが、着陸時にブレーキを制御しているときに、着地点が思ったより伸びてしまったときなど、着陸をやり直す事がありました。その場合、スイッチなどで機能を切り替えたり、ブレーキをスライダーで制御している場合など、スイッチ切替+モーターオンやモーターオン+ブレーキ解除等を一回の動作で出来ないので、これを一動作で、しかもモーター制御とブレーキ(私の場合はバタフライ)操作をスロットルレバーのみで制御できないか考えておりました。
ネットを漁っていますと、スロットルレバーの下半分をブレーキの、上半分をモーターのリニア制御に使い分けるという方法を知りました。
これなら、着陸時はこの設定にスイッチで切り替えておけば、ブレーキをスロットルレバーで制御しつつ、うまくいけばそのまま着陸、万一予定着陸地点まで短かったり伸びすぎた場合は、スロットルをあげればブレーキ(バタフライ)が解除と同時にスロットルレバーに応じた出力でモーターオンとなり、ブレーキ(バタフライ)設定のままでモーターオンという事態も確実に避けることができます。
私はフタバの12FGAという送信機でこの設定に挑戦してみました。
これよりベターな設定方法があるかとも思いますが、とりあえず考えたとおりに動けば万事OKの考え方なので、笑って許してやってください。




フタバ12FGAです。
左側面のレバーがレフトスライダーで、通常飛行時にフラップの角度を変更します。
通常飛行時以外のスイッチ位置の時にはこのレバーがどの位置にあってもフラップの制御をニュートラル位置で解放します。

左前面の上部左端のスイッチがSAスイッチで、アップ センター ダウンの3段スイッチでタイマー1および2を制御します。

タイマー1はダウンでカウントアップ センターでカウントストップ アップでタイマーリセットとなります。
タイマー2はスロットル連動でモーターオン時のみカウントアップされます。

左肩手前のスイッチがSEスイッチで、アップ センター ダウンの3段スイッチです。
センターが通常飛行モード。レフトスライダーでフラップ角を変更できます。 
アップはエルロンキャンバーフラップ設定でフラップをエルロンとして使用することでロール系の動作を改善します。
ダウンは着陸モードでスロットルレバーでレバーの下半分でバタフライ動作と上半分でモーターを制御します。

従いまして、飛行に関係するスイッチは左肩のSEスイッチのみですから、どのスイッチに何を割り当てたのか等を忘れることもありませんし、緊急時もスイッチ動作を行う必要も無いということになります。

では自分の備忘録として、順番に設定して行くこととします。




パプリカは、モデルのタイプはグライダー 主翼は2AIL+2FLP 尾翼はVテールの設定です。








ファンクションの設定ですがフラップ1及び2はスイッチでミキシングによってコントロールを切り替えますので固定でのコントロールを割り付けていません。
キャンバーはフラップキャンバーコントロールとしてレフトスライダーに割り振っています。
バタフライは着陸モードでコントロールをスロットルと兼用しますのでスロットルレバーに割り振ります。
ヨビ1(AUX)はレフトスライダーにコントロールを割り振っていますが、これは不要ですから無視してください。





サーボリバースはこの通り。確実に言えることは、フタバの送信機なのでモーターは必ずリバースにしておかないとだめだということですね。




自由にミキシングが可能なプログラムミキシングです。
12FGAは10系統までプログラムミキシングが可能です。
送信機自体に組み込まれているバタフライやエルロンからキャンバーへのミキシング等を利用しなくても、ほとんどのミキシングはこれで可能と思いますが、今回考えている設定は、プログラムミキシングのみでは10系統以上が必要なので内蔵ミキシングの使用は絶対に必要となります。

今回はほとんどを内蔵ミキシングで賄いますので、今回プログラムミキシングを設定するのはモーターからモーター、つまりスロットルレバーをバタフライと兼用させるために設定するミキシングのみとなります。



着陸モードでバタフライ時に使用するミキシングです。
ちょっと不思議な気がしますが、マスター(操作するレバー)はモーター(スロットルレバー)でスレーブ(追随して動くチャンネル?)もモーターというミキシングです。



このミキシングが働いているときは、スロットルレバーがセンターから下半分の位置にあるときは、モーターが回らずセンターから上半分の位置で出力を0%から100%までを制御します。
(下半分はバタフライの角度を制御するために利用します)


ミキシングのスイッチはSEに割り当てます。



SEスイッチのON OFFはダウン側が着陸モードなのでダウンをONにします。






エルロン→キャンバーFLP というミキシングです。エルロンからフラップにミキシングをかけて
フラップをエルロンと同じ動きをさせることで、ロール軸の動きを改善します。




ミキシングのスイッチはSEに割り当てます。
フラップの動作量も実際に機体のフラップを動かしてみて適量に設定します



SEスイッチのON OFFはアップ側がエルロン→キャンバーFLP モードなのでアップをONにします。




キャンバーのミキシングです。
通常飛行モード時にレフトスライダーでフラップ角を変更できるようにします。
キャンバーはファンクションでレフトスライダーにコントロールを割り振っています。


スイッチはSEに設定します。


ON OFFの設定はセンターが通常飛行モードなのでセンターをONとします。


ここは初期の設定のままで行きます。

キャンバーを設定する項目はフラップなので、この画面でフラップを選択します。

スイッチSEをセンターに合わせてレフトスライダーを動かして、適量な動作範囲を上下とも設定します。
ミキシングはSEスイッチで制御しているので、レフトスライダーがどの位置にあってもSEスイッチをセンター以外に合わせると、このミキシングは解除になりフラップはニュートラル位置に戻ります。


モーターグライダーのプロポ設定2へ続く・・・