バルサ 自作機
キットを作るのではなく、設計図から部品を切り出して作る、いわゆるスクラッチビルドに挑戦しようと考えました。
ネットを漁っていると、大きさも手ごろな図面を見つけました。
形もオールドタイマー風で私の好みにもぴったりです。
オリジナルは翼長約80cmのcox pee wee02エンジン仕様のフリーフライトのようです。
これをさらに80%くらいに縮小してラジコン化することにしました。
とりあえず、設計原図の80%縮小コピーを作成しました。さらにバルサからリブなどのの切りだし用に必要な部位・枚数をコピーしてバルサに貼り付けました。
リブはこんな風に貼り付けて、これをちまちまと切り出します。
見てるだけでちょっとくじけそうになりますが、あせらないでゆっくり切り出しました。
なんとか、それなりに必要な部材が切り出せました。
小さい飛行機の上に胴体もトラス構造なので、思ったよりも少ない感じです。
設計図を平らな板の上に広げて、その上からサランラップをラッピングします。
こうしておけば、接着剤が直接設計図につかないので、部材の取り外しも楽チンです。
こんな感じで胴体側板が完成です。
左右の側板をつなぎ合わせて、胴体の出来上がり。
オリジナルの水平尾翼は、浮力を発生させるようにリブが山形になっています。
その上垂直尾翼は水平尾翼の両側に1枚づつ合計2枚設置するようになっています。
このような尾翼を持った飛行機は初めてなので、すごく不安になりましたが、とりあえず原設計どおりに作ってみることにしました。
水平尾翼の完成です。 でもかなり重量がありそうで、テールヘビーになりそうで心配です。
主翼は4分割で作成した後、接合します。
接合して、上部のみバルサプランクします。 これくらいの大きさなら、プランクしないで軽量化を諮ったほうが利口なのかもしれませんが、原設計どおりに作りました。
原設計の尾翼 ラダーのリンケージで悩みます。どうすりゃラダーを動かせる?
いっそのこと中央に垂直尾翼をつけてリンケージを楽にしようかな・・・・。
ラダーのリンケージの事はとにかく置いておいて、生地完成
そしてとにもかくにもフィルム貼りまで完成しました。
しかしなんかお尻がやっぱり重そう・・。
モーターの取り付け
モーターはコスモテックのCT1811-1800を使用します。
バッテリーは300mA2セルを使います。
推力的にはぎりぎりかもしれません。
原設計の尾翼ではやはりテールヘビーが心配、と言うか確実に重すぎ!
よって、急遽ノーマルな形の尾翼を作成。
ハイ!こんな形の尾翼になりました。
動翼のヒンジはフロッピーディスク利用のヒンジ。
ディスクの中に入っている磁気の塗った円盤を切ってヒンジにします。
意外とこれが強くて動きも良いようです。
小さな機体ならこれで十分で今まで他の機体にも使ったことがありますがトラブルはおきていません。
サーボの配置です。 サーボはラダーとエレベーターの2個。 尾翼をノーマルに変更しましたのでリンケージも問題なくできました。
完成!
翼長 65cm
全長 45cm
重量 110g(バッテリー含まず) ちょっと重くなりすぎました。
初飛行前の記念撮影
とりあえず、壊れる前に写真に納めておこう。
飛びました!最初は重心位置が少し後ろだったようで、非常に危なっかしい飛び方をしたので、バッテリーで重心を調整すると、きれいに飛んでくれました。
ただ、モーターが少し非力なようですが、いかにもオールドタイマー的なゆったりとした飛びを見せてくれます。